~着物について~


着物についてちょこっとお話を。

「お着物」と言ってもいろいろありますよね。

「留袖」やら「振袖」やら「小紋」やら「浴衣」やら・・・。

私としては自由に気軽にお着物を楽しんでほしいなぁと思うのですが、

とりあえず、最低限の『決まりごと』だけでも簡単に紹介しておきますね。

私もまだまだ着物については修業中でもありますので、詳しくは語れませんが・・・。


着物には礼装・準礼装・略礼装などの『格式』なるものがあります。

『格式』というと難しく捉えがちですが、

「TPOを考えて着物をチョイスしましょう」ということですね。


1.まず礼装とは何ぞや?

最も格式の高い着物、を指します。値段は関係ないですよ!お買い得品でも「留袖」なら格は一番上なのです。

いわゆる結婚式や儀式などの○○式とつく『式典』には、ミセスなら「黒留袖」、ミスなら「振袖」を用います。


2.次に準礼装。これも何ぞや?ですね。

「留袖」の1つ手前の礼装、とでも言いますか。礼装に“準ずる”着物ですね。

それはどんなものかと言いますと、「訪問着」や1つ紋の「色無地」などですね。

親戚やご友人の結婚式や披露宴、パーティなどの社交場へ出席の際に用いると良いですね。

ミスならこの場合も「振袖」でOK。「振袖」はミスのうちにしか着れませんから、機会があればどんどん着ましょう!


3.ではでは、略礼装とは?

上記になぞらえると「訪問着」の1つ手前。“略した”礼装ってことかな???

種類としては「江戸小紋(紋付で)」「付下げ」「小紋(柄によって)」などですが・・・

「付下げ」は合わせる帯によってなんと準礼装に格上げされるのです。

逆に格の高い着物でも合わせた帯によってうっかり格を下げてしまう事もあります。

正直、この辺りの格式の変化っていうのは難しいんですが・・・

これら略礼装はとても用途が広い、というか上記以外の場ならどこでもOKみたいな感じはあります。

例を挙げるなら○○式の中でも、お子様の入学式や卒業式、また七五三やお茶会、

そして格式張らないパーティ(「平服」でと書かれた二次会など)に着ていくと良いと思います。



それでは、着物は格式張ってるモノだけなの?

いえいえ、カジュアルに着られる、というかカジュアルの着物だからどんどん着て!という着物もあります。

いわゆる『織の着物』と呼ばれる「紬」や「木綿」、「ウール」などですね。洗える化繊の着物もありますね。

これらは普段着として着ることが出来る着物ですが、

最近では素敵な柄も多く、ちょっとオシャレして出掛けたい時などにも重宝します!

「浴衣」はお祭り以外にも、ビアガーデンなど夏のお出掛け着に良いですね♪


最後にお着物についてちょこっと“お願い”を・・・

お着物も洋服と同じように自分の体形に合ったサイズのものが望ましいです。

中には「おばあちゃんから譲ってもらった着物」などをお持ちの方もいらっしゃいますが、

出来れば自分サイズにお直しをしてもらうほうがいいと思います。

もちろん、カジュアル着であればサイズ違いを承知で楽しむことも可ですが、

正装用のお着物でしたらお直しをしてもらいましょう。

また、過去に自分用に仕立てたお着物でも、その頃に比べて体形が変わってしまっている時はやはりお直しを!

一応、自分サイズの着物でなくても着用時にある程度はカバー出来ますが、あくまで“ある程度”までなので・・・


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